幻の動物 日高町でツチノコ？ 兵庫(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040702-00000010-maip-soci - この物語はフィクションです。実在の人物、事件とは関係ありません。

それから、どれくらいの時が流れたのだろうか。 数秒だったか、数時間だったか…。 気配は完全に消え、不思議な耳鳴りも止んでいた。 それから、あの生物は遠い記憶の中にしまわれていった…。

それは2日目の朝だった。 いわゆる、その生き物が出るというポイント（もはやラグランジュポイントとも言える）その場所で、我々は待った。 刹那。 「いる！」 私は、感じた。 激しい、いや全く逆に風の無い波面のような静けさとも取れる不思議な耳鳴り(耳鳴…

折しも、その日は朝から雨だった。 雨、何かを予感させる雨。 ハンターたちの一角を担っていた私はすぐにこう直感した。 「見つかる…、この旅の中で、きっと見つかる。そして、長い探求の歴史に終止符が打たれるのだ…。」と。 雨は、断続的に降り続けた。 そ…

僕らは歴史の証人になる…。 そう、あれは今から約2年前のことである。 北の大地、北海道、帯広にトレジャーハンターたちが降り立った。 ある者は、獲物を狙う黒いスーツで。 またある者は、コンバットスーツで。 彼らが只ならぬ意気込みでこの大地に降り立っ…